犬山城と岐阜城、どっちを先に行くか迷っていませんか?
私も初めて訪れたときは「どう回ると効率いいんだろう」とけっこう悩みました。
歴史も景色も魅力たっぷりな犬山城と岐阜城ですが、それぞれに違った“良さ”があるんです。
この記事では、実際に訪れたからこそわかるリアルな比較や観光ルートをまとめました。
「行ってみたいけど不安…」という方のヒントになると思います。よかったら最後まで読んでみてくださいね。
- 犬山城と岐阜城へのアクセス方法や移動時間の目安がわかる
- 1日で回れる?モデルルートで徹底解説
- 歴史的背景や見どころの違いから、どちらがおすすめか比較できる
- 駐車場や天守の見学可否など、よくある質問にも詳しく答えます
犬山城と岐阜城の基本情報を比較|歴史や見どころの違いとは?

愛知と岐阜にある2つの名城「犬山城」と「岐阜城」は、歴史的にも観光的にも魅力が詰まっています。まずは基本情報と違いを整理しましょう。
- アクセス|電車・車・バスでの行き方をわかりやすく解説
- 距離|犬山城と岐阜城の位置関係と移動時間はどのくらい?
- 1日で観光できる?
- 初めて行くならおすすめはどっち?
- 犬山城と岐阜城の「すごい」と言われる理由を深掘り

アクセス|電車・車・バスでの行き方をわかりやすく解説
愛知・岐阜エリアからの名城巡りでスタート地点となる「アクセス」は、観光の満足度にも直結します。
本記事では、犬山城と岐阜城までの最適ルートを、初見の方にも分かりやすく整理しました。
電車でのアクセス(愛知・名古屋から)
・犬山城:名鉄名古屋駅から直通の特急(μ‑SKY/特急等)で約25分、運賃570円+特急料金360円。犬山駅・犬山遊園駅より徒歩15~20分圏内で城下町散策にも最適です。
・岐阜城:名鉄・JR岐阜駅より、市内バス「岐阜公園・岐阜城」行きに乗車し約15分・230円で到達。そこから徒歩3分ほどでロープウェー乗り場へアクセス可能です。
車とバスでのアクセス
・犬山城:名古屋市内から車で約35~40分(約25〜38km)、城周辺には市営駐車場あり(1時間300円/1日最大1,800円)。ただし城下町内は道幅が狭く、渋滞が発生しやすいため、早朝到着または駅利用がおすすめです。
・岐阜城:東海北陸道各務原ICより約20~40分。金華山山頂まで車は上がれないため、麓の岐阜公園堤外駐車場(1時間無料、その後310円/1日最大料金設定あり)を利用後、ロープウェーへ徒歩移動が基本です。
距離|犬山城と岐阜城の位置関係と移動時間はどのくらい?

犬山城(愛知県犬山市)と岐阜城(岐阜市)は、直線距離で約19〜21km離れており、
車では20〜25分、電車+バスなら約48分〜1時間強の移動が一般的です。
実際に、岐阜市中心部から犬山城までは道路距離19.9km、車で20分前後。
名鉄やJRを利用すれば、岐阜 → 犬山間は列車で約24分+乗り換え時間で30〜48分かかります。
車ルートでは、NAVITIMEの道案内によると、犬山城〜岐阜城間は道路距離約20.2km、通常37〜42分走行です。経路はほぼ国道41号・県道182・183号、もしくは名古屋高速・東海北陸道経由と選択肢あり。
朝夕の渋滞状況によっては移動時間が伸びる可能性もあります。
公共交通を使った場合、岐阜城から犬山城へは岐阜駅からバス→電車が主流で、全行程約1時間17分とされるケースもあります。ただし中継地点が多いため、余裕をもったスケジュールを組むと安心です。
1日で観光できる?
犬山城と岐阜城は、名古屋を拠点に1日でどちらも日帰り観光が可能な人気ルートです。各城と城下町を効率よく巡るためには、公共交通か車の使い分けがポイントとなります。
まず犬山城は、名古屋から名鉄電車で約25~30分、犬山遊園駅下車後徒歩約15分。城下町や有楽苑・三光稲荷神社などを含めた観光には、6時間〜7時間程度が目安です。
モデルコースでは、朝9時から15時前後までに完結するプランが主流で、城と周辺をゆっくり楽しむ時間が確保できます。
その後、岐阜城へ移動する場合、電車とバスを利用すると名鉄犬山線で約40分、岐阜駅からバスで約15分、さらにロープウェー往復と登城に要する時間を含めると、往復+見学で約3時間半〜4時間が必要です。
モデルルートでは、岐阜城の観光は夕方にかけての時間調整が鍵となります。
一方車移動の場合、両城間の運転距離は約20km、所要時間は渋滞無ければ約40分。駐車場の利用や城下町散策を含めても、同日のうちに両方を訪れるのは十分実現可能です。
初めて行くならおすすめはどっち?

「犬山城」と「岐阜城」は共に歴史的魅力が詰まった名城ですが、初めて訪れる方におすすめなのは犬山城です。
理由は以下の3点に集約されます。
まず、歴史的価値と保存状態。
犬山城は1537年築の現存最古級の天守で、江戸時代からの木造天守として数少ない現存12天守の一つに数えられ、国宝に指定されています。
対して岐阜城の天守は1956年に再建された模擬天守で、見学できる内部は資料館形式で歴史資料や蝋人形展示が中心です。
次に、アクセスのしやすさと観光のしやすさ。
犬山城は名古屋から名鉄特急で30分以内、犬山遊園駅から徒歩15分と非常にアクセスが良好で、城下町とセットの観光もしやすく、最短6時間程度で十分満喫できます。
岐阜城はロープウェー乗り場までバスで15分、さらに山頂まで約4分のロープウェーですが、やや体力・時間の余裕が必要です。
最後に、見どころ。
犬山城は城下町や三光稲荷神社など周辺施設も観光スポットが密集し、「城を中心とした一日観光プラン」の完成度が高いです。初めての方でも安心して満足度の高い時間を送れます。
犬山城と岐阜城の「すごい」と言われる理由を深掘り
犬山城と岐阜城、それぞれが「すごい」と称される理由は、その歴史価値と景観のインパクトにあります。

犬山城は、現存する最古級の木造天守であり、江戸幕府成立前からの天守が現代に至るまで保たれている稀有な城です。
国宝に指定された5つの現存天守のうちの一つで、扇状地の先端に築かれた天然の要害の地にあり、1537年築城とされる天守の初期構造がそのまま体感できます。
さらに、明治以降も個人の成瀬家が保有・修復を重ね、文化財として無傷で守り続けた背景も「本物感」を強く裏付けています。

一方、岐阜城は戦国の象徴・織田信長が居城とした稲葉山城から改称された城郭で、信長によって天下統一の起点とされた歴史的重みを持ちます。
金華山の標高328mの断崖上にそびえる姿は難攻不落の要塞として知られ、当時は美濃国を制する戦略拠点にふさわしい構造と豪華な建築様式が整えられていました。
現在の天守は復興ですが、楼上展望台からは360度パノラマが広がり、恵那山・木曽御岳・日本アルプスまで望める絶景スポットとして高い評価を得ています。
犬山城と岐阜城を体験から評価|景観・満足度・写真映えまでチェック
実際に行ってみたからこそわかる、各城の良さをレビュー。写真映えスポットや観光客のリアルな声から、本当に満足できるのはどちらかを探ります。
- 岐阜城から犬山城が見える?
- 実際に両方訪れた観光客のリアルな口コミ
- よくある質問|天守の中は見学できる?駐車場はある?など
岐阜城から犬山城が見える?

岐阜城の天守最上階は標高約330mの金華山に位置し、360度のパノラマビューが魅力。
晴天時には遠くに名古屋市街や名鉄が走る木曽川を望むことができ、運が良ければ肉眼で犬山城も確認できます。
「旅行読売」(2023年11月号)によれば、岐阜城の最上階から名古屋城と並んで犬山城が見える日もあるとのこと。
実際に訪れた観光客からも「天候が良ければ岐阜城も名古屋城も見えるそうだ」という報告が多く、その展望性は高く評価されています。
一方で、岐阜城は鉄筋コンクリート造の再建天守であるため、窓枠や展望台の構造が視界に影響することも。
視認できる距離感は天候、季節、視力によって変わるため、「見えた」体験を期待する際は、晴れで空気が澄んだ冬〜春シーズンがおすすめです。
さらに、岐阜城では夜間のライトアップやパノラマ夜景イベントも開催され、イルミネーションに照らされる市街地の灯りの中に木曽川がほのかに浮かぶ様子は幻想的。
その夜間ライトアップ時にも、条件が良ければ犬山城のライトアップが見える可能性があります。ただし、視界は肉眼よりも肉薄するため、昼間よりは判断しづらい点に注意が必要です。
実際に両方訪れた観光客のリアルな口コミ
観光客のリアルな声をもとに犬山城と岐阜城を比較すると、その魅力がより鮮明になります。
TripAdvisorの犬山城レビューでは「天守閣からの眺めはとても気持ちが良かった」との声が多く、川沿いからの絶景に感動したという体験談が目立ちます。
また、建築の“リアルさ”に触れ、「現存天守の古さがリアルで良かった」と、本物を実感する感想も多数見られます。
一方、岐阜城の口コミでは「天守閣の眺めがかなり良くて最高です」という評価があり、ロープウェーでのアクセスのしやすさや内部展示の分かりやすさ、通路の歩きやすさにも満足する声が寄せられています。
特に展望台からの眺望は「top floor of the castle tower is especially recommended」と英語圏の旅行者からも高評価です。
フォートラベルの投稿では、犬山城の天守入り口からの急勾配な階段に関して「天守最上階の回し縁の外側への急勾配も、…夫は驚いて『こええよーっ!!』と叫んでいました」という具体的エピソードがリアル感を伝えてい。
よくある質問|天守の中は見学できる?駐車場はある?など
- 天守の中は見学できますか?
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はい、犬山城・岐阜城の両城とも天守内部は見学可能です。犬山城は三層四階構造の木造天守で、急勾配の階段を上って最上階まで登れます。一方、岐阜城は再建された鉄筋コンクリート造の天守で、展示物も充実。ロープウェーや階段でアクセスでき、内部展示とともに眺望も楽しめます
- 駐車場はありますか?料金はいくら?
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犬山城には第1~第3市営駐車場(1時間300円~最大700円程度)と周辺のコインパーキングがあり、第1駐車場から天守へ徒歩5分前後。岐阜城は金華山麓の岐阜公園堤外駐車場(第1・第2)に計約179~219台収容、1回310円で利用可能です。ただし、岐阜城山頂には一般車は入れないため、駐車後はロープウェーでの移動が必要です
- その他よくある注意点は?
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犬山城は天守内にエレベーターがなく、急な階段で体力を要します。また、天守内にトイレはないため、入場前に済ませておくことをおすすめします。岐阜城ではロープウェーが約4分間の乗車で、山頂駅から天守までは徒歩約8分。山道のため歩きやすい靴で訪問すると安心です
まとめ 犬山城と岐阜城
ここまでの内容を簡単にまとめると、犬山城と岐阜城はどちらも魅力的で、選び方しだいで旅の満足度が変わるお城なんです。
実際に訪れてみて、「なるほど、これは比較したくなるな」と思いました。
アクセスのしやすさ、景色、歴史背景…どれも決め手になる要素ばかり。
それぞれの特徴をふまえて、旅の目的に合わせた選択が大切だなと感じます。
ポイントを絞ると、以下の通りです。
- 犬山城は国宝指定の現存天守で、歴史を“そのまま”感じられる場所
- 岐阜城は信長ゆかりの城で、山頂からの絶景がとにかく圧巻
- 犬山城は駅から徒歩圏内で観光しやすく、周辺施設も充実
- 岐阜城はロープウェー+山道を登る分、達成感が大きいのも魅力
- どちらも1日で巡ることは可能だけど、時間配分と移動手段がカギ
個人的には「歴史に触れる旅がしたい」なら犬山城、「景色や達成感を楽しみたい」なら岐阜城かなと思います。
どちらを選んでも、きっと旅の思い出に残る体験になるはずです。
気になった方は、下のリンク先もチェックしてみてくださいね。最新情報の確認にもおすすめです。
参照元:
- 犬山城公式サイト:https://inuyama-castle.jp/
- 岐阜城(岐阜市観光情報):https://www.kankou-gifu.jp/
- 名鉄公式サイト:https://www.meitetsu.co.jp/
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